不満が募る結果となったタイガー・ウッズ
準メジャーとも称される「ザ・プレーヤーズ」で2001年に続く2度目の制覇を狙ったが、初日からスコアを落とす展開が続きトータルイーブンパーの37位タイに終わったタイガー・ウッズ。その胸の内を語った。
タイガー・ウッズ
「やっと、60台のスコアが出ましたね。過去2日で2メートル半ぐらいから12回カップに蹴られたパットがありましたから、パットさえ入るようになれば60台のスコアは絶対に出せると思っていました。
今日はその通り、パットが決まったのでアンダーパーで回れました。初日はコースのコンディションも随分違ったので、例外と考えていいと思います。グリーンがバミューダ芝に変わったことで、積極的にピンを攻められるようになった一面、ミスをしたときの代償は大きいですね。ラフからのショットは、フライヤーが出る確率が大です。グリーン回りのショットは、グリーン自体がそれ程速くなくなったことで、以前に比べると、打ちやすくなったかもしれません。それでも、ラフからのアプローチはまだまだ危険で、グリーンをオーバーしてボギーというのは大いにあり得ますね。
今週は、あまりにもカップに蹴られたパットが多かったのでうんざりでした。ミスショットがいくつかあったのは認めますが、パットに関しては決して調子は悪くなかったのです。昨日だけで、8回もカップに蹴られました。ストロークも良くて、絶対に入ったと思ったパットが決まらなかったのです。フラストレーションの溜まるラウンドが続きましたね。
今日も昨日と同じようなパットができましたが、違いはカップに蹴られなかった事だけです。5番から12番までは毎ホール1パットでした。これができればスコアは伸びますよね。これも全てタイミングの問題だと思うんですが、今年はショットの調子は良かったのにパットが決まらなかったので、優勝争いができませんでした。
ここしばらく、この大会ではなぜかあまり良い成績が残せません。今年は特に、新しい芝に変わったということで、グリーンに慣れるのに時間がかかりました。過去2日は、十分60台を出せるのに1オーバーに終わってしまったので、本当にイライラが募りました。今週は、本当に良いパットが打てて、絶対に入ったと思ったものが何度も外れました。やはり今年の新しいグリーンは、ラインを読むのに苦労しましたね。
今日は、これまでと違って、ラインを読む時にボールの回りを一周せず、最初に頭に浮かんだラインでそのまま打ったのです。これまで外れたパットは、カップちょうどの強さで打ったので、カップ手前の芝目に影響を受けていました。だから、今日は、カップを1メートルぐらいオーバーするつもりで強気で打ったのです。
スイングに関しては、これからも微調整が必要ですね。今週も時々スイングが乱れました。ボールストライキングは、先週より今週の方が良くなっていますが、パッティングに関しては後戻りした感じです。先週カップに蹴られたのは1回ぐらいでしたが、今週は12回もありました。優勝できるか出来ないかはパッティングによりますね。」
この後しばらく休暇を取るタイガーだが、次にアメリカで試合に出場するのは、5月末の「メモリアル・トーナメント」の予定だ。