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プレーオフ初戦は慎重に 状態不良続く松山英樹「ここは最後の試合ではない」

◇米国男子プレーオフ第1戦◇フェデックスセントジュード選手権 事前情報(9日)◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7243yd(パー70)

シーズンの終盤戦に入り、松山英樹はフィジカル面で悩ましい日々が続く。直近の出場試合となった3週前の「3Mオープン」は初日のラウンド終了後に途中棄権。原因の左手首の痛みは、さらにその2週前の「ジェネシス・スコットランドオープン」ですでに抱えていたという。「ずっとおかしかったのを我慢してやっていた。疲れもあって、3Mは『これ以上無理をしたら(回復に)時間がかかる』と思ってやめました」

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フロリダの自宅に戻ってから違和感は消え、「ゴルフの状態は良くなっていた」と復調気配を感じていた。普段から行っているスイングのスピードトレーニングにも励み、友人のドラコンプロと競うように練習した日も。プレーオフシリーズに照準を絞って調整を重ねていたところ、前週4日(木)に今度は首を痛めた。「ドラコンの練習はまったく関係なくて。朝、起きたら痛かった」と本格的な調整の中断を強いられた。

今週、全3戦のシリーズ初戦は“万全”からはかけ離れたコンディションで臨むことになりそう。開幕2日前の9日はパッティング練習から患部を気にする様子を見せ、ドライビングレンジで長いクラブを持つと顔をしかめた。「(痛めてから)きょう、初めてフルスイングまでできた」と言い、その後の練習ラウンドはウェッジとパターだけを持ってアウト9ホールを歩いてチェック。「痛いので今週プレーできるかな…という感じ」と心配を募らせた。

あすの開幕前日は9ホールのプロアマ戦が最終チェックの場となり、予断を許さない状況が続く。「ゴルフの状態が良いところだけが救い」と希望を口にしながら、視線はフェデックスカップポイントランキング上位70人が進む次週の「BMW選手権」(デラウェア州ウィルミントンCC)、30人の「ツアー選手権」(ジョージア州イーストレイクGC)に向けている。

松山は現在ランキング11位。最終戦は「BMW-」終了時のランクに応じて、1位選手からスタート時にストローク差がつけられるハンディキャップ戦だ。「もちろん、ランキングで上にいればいるほど楽。(トップから)10打差…というのは避けたいが、まずそこでプレーできるかというところ。ここで無理をして、首が悪化して来週、再来週にできないというのは避けたい。(最終戦に臨む気持ちは)メジャーと同じ感じ。ここは最後の試合ではないので」。慎重な態度は年間王者のタイトルを見据えたものでもある。(テネシー州メンフィス/桂川洋一)

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