松山英樹24位→17位も「ノーバーディはつらい」
2022/06/19 09:16
◇メジャー第3戦◇全米オープン 3日目(18日)◇ザ・カントリークラブ(マサチューセッツ州)◇7264yd(パー70)
「ノーバーディは、つらいです」と長い18ホールを振り返る。強風の中、端に切られたピンがコースの難度を上げた3日目。松山英樹はバーディなしの2ボギー「72」とスコアを落としたものの、24位から17位に順位を上げた。
第3ラウンドの平均スコアが「73」を超える状況での2オーバー。全体の中で見れば悪くない数字でも、「もったいない」とも思える一日だった。ボギーとしたのは前半の5、6番。「ティショットからしたら、ボギーにしてもおかしくない状況」とショットで苦戦した2ホールだったが、短い距離を外したパットが悔やまれる。
5番はティショットを左に曲げ、第2打はピンに当たって左サイドのバンカーにつかまった。3打目で2m弱に寄せたが、これを決められずにボギーが先行。1オンに失敗した6番(パー3)も2m前後を外して連続ボギーとした。
予選ラウンドから「あと一筋」が決まらない。納得のいくパターが打てたのは後半10番だった。2打目をグリーン左奥に外し、3打目のアプローチで乗せたがパーパットは10m近く残った。ダブルボギーが出てもおかしくない状況を1パットで沈め、「相殺されたかな」と振り返った。
「ああいうパットが入ると、流れも良くなるはずなんですけど」とノーバーディが悔やまれるが、残り8ホールをパーで切り抜けた。「あしたはバーディを獲りたい、一番で獲れるように頑張ります」と笑った。(マサチューセッツ州ブルックライン/谷口愛純)