「全然うまくいかなかった」星野陸也は海外への思いを強く
2022/06/18 11:56
◇メジャー第3戦◇全米オープン 2日目(17日)◇ザ・カントリークラブ(マサチューセッツ州)◇7264yd(パー70)
この1年で、3ケタから64位まで上げた世界ランクにもまだ上がある。「ここで頑張って世界ランクを上げたかった」。星野陸也が気合いを入れて臨んだ「全米オープン」は予選落ちで幕を閉じた。
海外進出を目指す星野にとって、このタイミングの海外メジャーは逃せないチャンスだった。男子世界ランキングは今年8月から算出方法が変わる予定で、出場選手のレベルと、各大会での成績やスコアがより反映されるようになる。それに伴い、現在の主戦場である日本ツアーのランキング加算ポイントは現在よりも下がる見込み。
ランキング50位以内に入れば、メジャーをはじめとした欧米ツアー参戦へのチャンスも増える。7月の「全英オープン」出場権を得られず、「海外に出て、ポイントを稼ぎたい」と自身にとっての今季最後のメジャーにかけていた。
5月の「全米プロゴルフ選手権」は4日間戦ったが60位で終了、本大会は121位で予選落ち。「全然うまくいかなかった。ショットの修正ができなくて、本当に悔しい」と肩を落としたが、厳しいメジャーを戦ってより海外への思いを強くした。
日本の賞金ランク上位を確保できれば、米下部ツアー(コーンフェリーツアー)の予選会に、最終ステージにより近いところから参戦できる。「そこも視野に入れていて、選択肢は色々ある。欧州もアジアも含めて、どんどん経験していきたい」と切り替えた。(マサチューセッツ州ブルックライン/谷口愛純)