「ドタバタ」の初日はバーディ締め 松山英樹は最後に渾身ショット
2022/06/17 06:00
◇メジャー第3戦◇全米オープン 初日(16日)◇ザ・カントリークラブ(マサチューセッツ州)◇7264yd(パー70)
ラフから打たされる場面が多かった初日を「ドタバタでした」と振り返る。それでも松山英樹は3バーディ、1ボギー1ダブルボギーのイーブンパーでまとめ、メジャーの初日で出遅れなかった。
この日はティショットでフェアウェイをとらえたのは14ホール中7ホールのみ。一方でパーオン率は18ホール中14ホール。ラフからグリーンをほぼ外すことなくパーを拾っていった。
インスタートの11番(パー3)でバーディが先行したが、12番は1Wショットを左に曲げて隣接ホール側のラフにつかまった。2打目はガードバンカーに入って3オン、奥からのファーストパットはカップ脇を抜けてオーバーし、3パットのダブルボギー。「練習でできていることと、試合でなかなか同じような動きができなかった」と続く2ホールも左に曲げたが、ラフからグリーンを捉えてスコアを崩すことなく折り返した。
納得の一打が出たのは最終ホールの9番。ティショットをフェアウェイセンターに置くと、第2打のアイアンショットをピン横2mにつけてバーディ奪取。「いいショットができた。あしたは9番のようなプレーを最初からできるようにしたい」と、完璧なショットでの締めくくり。この日で一番大きな歓声を浴びて、グリーンを後にした。(マサチューセッツ州ブルックライン/谷口愛純)