スマホを持たずにビールを持つ男 ウッズを見つめるギャラリーが広告に

メジャー第2戦「全米プロゴルフ選手権」で、ショットをするタイガー・ウッズの写真の背景に写り込んでいた男性ギャラリーが話題になっている。

大会2日目、ウッズは出だしの1番でティショットを大きく右に曲げ、ボールはロープを超えてギャラリーが密集するラフに飛び込んだ。ほとんどのギャラリーは2打目のリカバリーショットを放つウッズを至近距離からカメラに収めようとスマホを構えたが、ウッズの真後ろにいた男性は缶ビールを両手で持ちながらショットを目に焼け付けるかのようにじっと見つめていた。

米写真通信社ゲッティ・イメージズのカメラマンがとらえた一枚だったが、俳優のクリストファー・マクドナルド氏が演じた映画の登場人物名のツイッターで「携帯電話は持っていない。ミケロブ・ウルトラを飲みながら、ただタイガーを見ている男」とのコメントともにシェアすると、瞬く間に拡散された。

全米プロの会場で740mlの缶が18ドル（約2300円）で売られて話題になった「ミケロブ・ウルトラ」の製造元はさっそく写真を使って、プロモーション動画を作成。「楽しんでこそ価値がある」といううたい文句とともに流れる15秒間の広告は52万回以上再生された。