2022年 AT&Tバイロン・ネルソン

地元Vなるか スピースが胸に刻む5歳の記憶

2022/05/15 09:16
ロングゲームが好調

◇米国男子◇AT&Tバイロン・ネルソン 3日目(14日)◇TPCクレイグランチ (テキサス州)◇7468yd(パー72)

まさに千両役者だ。テキサス州ダラス出身のジョーダン・スピースが地元の期待に応える1打差2位に浮上して最終日を迎える。

「ここではアクセルを踏み込まなければ周回遅れになる」と攻撃的なプレーを貫いた。前半で5つ伸ばすと、ティイングエリアが前に出て307ydとなった14番パー4では1オンに成功してバーディ。4つあるパー5の中で唯一、2オンできなかった18番も右奥から寄せて難なくバーディで締めくくり、「64」でトータル20アンダーに乗せた。

中学時代はサウスポーピッチャーで鳴らした

2010年、高校生だった頃に初めて出場した大会だが、脳裏にはもっと古い記憶が焼き付いている。「父がこの試合に初めて連れてきてくれたのは、5歳か6歳のときだったと思う。プロのサインが欲しくて、デービス・ラブがとても親切にしてくれた。プロゴルファーになる夢が固まった瞬間だったと思う」

Always making the extra effort for the fans ❤️ pic.twitter.com/VA5gSvFEYa

— PGA TOUR (@PGATOUR) 2022年5月14日

過去10回の出場で、昨年の9位が初めてのトップ10入りだった。なかなか結果を残せずにいたが、生涯グランドスラムへ最後の関門となっているメジャー「全米プロゴルフ選手権」(オクラホマ州サザンヒルズCC)前週に絶好の機会が巡ってきた。

もちろん一番人気。大ギャラリーの期待を背負って戦う

「これまでで最高のチャンスになる。メジャーの前週に勝つことほど、いい準備はないと思う。最終日、残り9ホールの時点でトップに立つことができれば、あとは自分の運命をコントロールすることができるんだ」。メジャー3勝を含む13勝を積み上げてきた28歳。ファンが待望する逆転のシナリオをはっきりと描いた。(テキサス州マッキニー/亀山泰宏)

2022年 AT&Tバイロン・ネルソン