2022年 アーノルド・パーマー招待byマスターカード

徐々に力感戻るも…松山英樹は「76」で2日連続の“直帰”

2022/03/06 08:15
最終日に巻き返せるか

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 3日目(5日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7466yd(パー72)

前日左肩付近の状態を気にする様子があった松山英樹は、一夜明けても朝の調整からセーブをかけているようだった。ウォーミングアップで2回に分けて確認する1Wショットは1球ずつ打って終了。「ここまでフルショットしないことは初めて」と話していた2日目同様、スタートから力感を抑えたショットが続いた。

左ラフからバンカー越えとなる左ピンを避け、花道付近に刻んだ1番でボギー。3オン3パットの4番(パー5)、ティショットが右サイドにあるフェアウェイバンカーの左フチ近くに止まった5番と2連続ボギーを喫した。

6番(パー5)で3打目のウェッジショットをピンの根元にピタリと絡めてタップインバーディを奪ったが、前半のフェアウェイキープ成功は8番のみと苦しんだ。

ショットが乱れる場面も

硬いグリーンをはじめとするタフなコンディション。決勝ラウンドにもかかわらず、フィールドの平均スコアはオーバーパーとなる「74.065」を記録した。少し力を入れて打ちにいく場面が増えた後半、15番で10m弱のバーディパットを流し込んだものの、直後の16番(パー5)でセカンドを左手前の池に落としてボギー。18番で深い左ラフから150ydほど先のグリーンまで転がすようなアイアンショットの“妙技”が数少ない見せ場となった。

フラストレーションのたまるプレーとなった

「76」で通算5オーバー58位まで後退。シーズンの中で唯一自宅からコースへ通う一週間。ホールアウト後は2日連続で会場での練習を行わずに引き揚げた。(フロリダ州オーランド/亀山泰宏)

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