2022年 ソニーオープンinハワイ

松山英樹 最後に伸ばしてガッツポーズも「不思議な感覚」単独2位で最終日へ

2022/01/16 14:51
最終18番でバーディパットを沈めて右手の拳を握った

◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 3日目(15日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

松山英樹は最後に4m弱を沈めて通算16アンダーにスコアを伸ばすと、力強く右手の拳を握った。アマチュア時代を含めて過去8度の出場で最高位は2020年の12位。今大会9回目の出場にして、コースで自己ベストの「63」をマークし、単独2位に浮上した。

スタート前の練習場ではドライバーショットを右に曲げるなど「すごく悪かった」という状態だった。「どうしたらいいのか」とスタートしながらも、2番でバーティを先行。7番のパー3でピン右そば1m強につけてスコアを伸ばしていった。

フィールドベストの「63」をマークした松山英樹。ギャラリーからは日本語だけでなく英語での応援も

開幕前と比べて調子自体は「別に変わらない」としながらも「ミスショットがたまたまフェアウェイに飛んでくれたのが良かった」という。「今週はアプローチとバンカーショットが良くないので、やはりフェアウェイキープが大事になると思う。12番、13番、14番では(パッティングの)ラインも読めていたけど、あとはミスパットが入った感じで不思議な感覚があった」

これまで好成績を残せなかった大会だけに「このコースを上位で回れるのはうれしいこと。明日もいいプレーができるようにしたい」。昨秋、日本で開催された米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」に続く今季2勝目へ向けて意気込んだ。1983年に当地で日本人として初の米ツアー制覇を遂げた青木功以来の優勝を目指して、首位を2打追いかけて最終日に臨む。(ハワイ州ホノルル/石井操)

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