「休みすぎた」松山英樹がカムバック 母国でのエール胸に新年初戦へ
2022/01/05 13:28
◇米国男子◇セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズ 事前(4日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7596yd(パー73)
日本での勝利を遂げた昨年10月の「ZOZOチャンピオンシップ」を最後に、2カ月ほど休みを挟んだ松山英樹がPGAツアーに戻ってきた。これまで休んでも1カ月程度で、大きな空白の日々といえばプロに転向した年の初めぐらい。長めの休息期間では新型コロナウイルスのワクチン接種やリフレッシュに充てたという。「もうちょっとゆっくりしたいなというのはあったけど、戻らないと、というのもあったのでちょうどいいタイミングだったのかな」
休息を挟む決断のきっかけにもなった優勝で思い出すのは母国ならではの声援で、「応援してもらったおかげで、自分も集中できたし、悪かった状態もだいぶ良くなった」。海を越えた地でもそんなエールを「忘れずにやっていきたい」と心に刻む。
ジメジメとした湿った空気に日差しが照り付けるなか、開幕2日前は18ホールを回ってコースをチェックした。前年は最終日に「68」を出したものの通算4アンダー最下位タイで終えたとあって「いい成績を出したいという気持ちが強いけど、休みすぎているのでちょっとずつ感覚を取り戻して最終日にいい位置で回れるようにしたい」と、前回大会の払しょくに努めるとした。
2022年は「マスターズ」をディフェンディングチャンピオンとして迎えるビッグイベントがある。2月25日には30歳となり、20代で戦う試合も減ってくるが、「楽しみたいです」と限られた舞台も心待ちにしている。(ハワイ州カパルア/石井操)