全米プロゴルフ協会がドナルド・トランプ前大統領の運営組織と和解
2021/12/29 08:00
全米プロゴルフ協会(PGA・オブ・アメリカ)は28日、2022年の男子メジャー「全米プロゴルフ選手権」の開催コースを巡って衝突していたドナルド・トランプ前大統領が運営する組織と和解したことを明らかにした。
PGA・オブ・アメリカは当初、主催する「全米プロ」の22年大会(5月19日開幕)をニュージャージー州のトランプナショナルGCで行う予定でいたが、21年1月のトランプ氏の支持者らによる米連邦議会議事堂の占拠事件をきっかけに契約を解除。会場をオクラホマ州のサザンヒルズCCに変更した経緯があった。
この日の声明で、PGA・オブ・アメリカは「トランプ財団による貢献は歓迎すべきもの。献身的な何百人ものPGAのプロゴルファー(ティーチングプロなど)を雇用し、チャリティイベントやジュニアゴルフへの支援を通じてゴルフ界に還元してくれていることに感謝している」と述べた。
トランプナショナルGCについても「メジャー大会を行うにふさわしいゴルフ場であり、世界中のプライベート、パブリックコースの中でも最高位に並ぶもの」と高く評価した。
「全米プロ」はサザンヒルズCCでの22年から29年大会および31年、34年大会の開催コースがすでに決定している。