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「タイガーみたいになれて良かった」 松山英樹がマスターズ→ZOZO制覇

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 最終日(24日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC (千葉県)◇7041yd(パー70)

「マスターズを勝った後にここで優勝している2年前のタイガーみたいになれて良かった」。

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松山英樹にとって日本開催の「ZOZOチャンピオンシップ」を勝つことには特別な意味があった。

初開催だった2019年、タイガー・ウッズとの優勝争いの末に2位。ウッズは同年4月「マスターズ」以来となる優勝で、故サム・スニードが持つPGAツアー最多記録82勝に並んだ。

同じく4月のマスターズを制して乗り込んだ習志野。松山にかかるプレッシャーは、ともすればウッズ以上だったかもしれない。「上位にいるのは日本人で僕しかいなかったというところもありますし、プレッシャーは正直ありましたけど、それが逆にうまく全部いい方向に変わってくれた」と明かす。

単独首位スタートから折り返しの9番で同じ最終組のキャメロン・トリンガーリに並ばれ、10番では1ストローク差を追う展開になった。

「状態が本当に良くなかった。毎日毎日、練習場を見てもらっている人には分かると思いますけど、ボールは散らかっていますし、勝ってる人の練習場の光景じゃないと思うんですけど、コースに出たらたくさんの方が応援してくれて…。自分に勝機があるとしたら、ギャラリーの多くの方が僕を応援してくれていることが強みだと思った。それをうまく自分の力に変えることができた」

11番で10mの上って下る難しいバーディパットを沈めて再びトップタイ。自分の中で持ちきれなかった自信を与えてくれたのは、1打1打に拍手をくれる日本のファンだった。

「いい意味でプレッシャーを力に変えられたというか、『ここに打っていけ』みたいな雰囲気を感じるので、その中でいいショットを打ったり、いいパットが入ってくれたりしたのかな」。9Iで3mに絡めた13番(パー3)は、3mのバーディパット。繊細なタッチで転がしたボールは、思わずギャラリーからも漏れた「Go!」の声にも押されるようにカップを鳴らした。

最終18番(パー5)、残り244ydを5Wで4mに絡めるスーパーショットからのイーグル締めに会場の誰もが酔いしれた。「ここで優勝することはひとつの目標でもあった。(コロナ禍にあって)日本で開催することは簡単じゃなかったと思う。その中でこうして開催することができて、そして、日本人の僕が勝つということはすごく意味があることだと思う。すごくうれしいです」。1勝の重みをかみ締め、万感の思いに浸った。(千葉県印西市/亀山泰宏)

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