2021年 ライダーカップ

ライダー杯最多25勝も…喜べぬガルシア マキロイは全敗危機

2021/09/26 12:04
何を言っているのか気になる(Warren Little/Getty Images)

◇米国選抜VS欧州選抜◇ライダーカップ 2日目(25日)◇ウィスリングストレイツ (ウィスコンシン州)◇7390yd(パー71)

セルヒオ・ガルシア(スペイン)が、またひとつライダーカップの歴史に名を刻んだ。初日に続いて母国の後輩である世界ランキング1位のジョン・ラームとコンビを組み、午前中のフォアサム(ひとつのボールを交互に打つ)でブルックス・ケプカ&ダニエル・バーガー、午後のフォアボール(2人が別々のボールでプレーし、良い方のスコアを採用)ではケプカ&ジョーダン・スピースに連勝を収めた。

ここまで3試合に出場して全勝。通算25勝はニック・ファルド(イングランド)の23勝を抜いて最多記録となった。前回大会でファルドを上回っていた通算の獲得ポイントも28.5ptまで伸ばしたものの、欧州チームが大量6ptリードを許す劣勢とあって喜びも半減。「素晴らしいことだけど、(大事なのは)そこじゃないんだ。(チームとして)もっと勝たなければいけないのに…」と悔しがった。

ラームとガルシアのスペインコンビが奮闘する一方、ロリー・マキロイ(北アイルランド)は今大会3連敗。2日目午前中のフォアサムはメンバーを外れ、午後のフォアボールでイアン・ポールター(イングランド)と組んだが、ダスティン・ジョンソン&コリン・モリカワに4&3で完敗。これで3試合とも15番までに勝負を決められた。

大会を通じて未勝利となれば、自身6度目の出場で初の屈辱。「チームに貢献できていない。(自分に)失望している。あす1ptを獲るためにベストを尽くす」と話し、ザンダー・シャウフェレとの対決でチームの先陣を切る最終日のシングルスマッチプレーを見据えた。さらなる記録更新がかかるガルシアは、ブライソン・デシャンボーと相対する。

<ライダーカップ歴代獲得ポイント上位者>※()内の成績は勝ち-負け-引き分け
28.5pt:セルヒオ・ガルシア(25-12-7)
25pt:ニック・ファルド(23-19-4)
24pt:ベルンハルト・ランガー(21-15-6)
23.5pt:ビリー・キャスパー(20-10-7)、コリン・モンゴメリー(20-9-7)
23pt:アーノルド・パーマー(22-8-2)、リー・ウェストウッド(20-20-6)

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