2021年 BMW選手権

「僕の考えがある」 松山英樹はショット調整に熱

2021/08/26 08:42
17番は即興でラップの歌を合わせるプロアマ戦ならではの演出。松山英樹(右)のショットには「マスターズチャンピオン」「アリガトウ」といったフレーズが添えられた

◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 事前(25日)◇ケイブスバレーGC(メリーランド州)◇7542yd(パー72)

PGAツアー初開催となるメリーランド州ケイブスバレーGCは山間部にあるアップダウンの激しい18ホール。昨年大会で最終日最終組を回って優勝争いを演じた松山英樹の記憶も、舞台を移してリセットされた。

午前8時40分から18ホールを回ったプロアマ戦を終えると、そのまま練習場へ。連日最高気温が30℃を超える中、休憩らしい休憩も入れずに打ち込みを開始した。

「僕の中では僕の考えがある。それがうまくいくようになればな、という感じはある」

プロアマ戦でも打ち直す場面のあったショットのイメージを体現するための反復作業に熱が入る。前日、4週前の「東京五輪」以来のチーム合流となった目澤秀憲コーチらと言葉を交わしながら、切り返しからダウンスイングのチェックを繰り返した。

今週から目澤秀憲コーチも合流

第1戦を終えてフェデックスカップランキング16位。上位30人による次週の「ツアー選手権」(ジョージア州イーストレイクGC)8年連続進出はほぼ手中に収め、ポイントランク順でストローク数にハンディキャップが設けられる最終戦をどの位置で迎えられるかも焦点になってくる。

前週72ホールで奪った24バーディはフィールド7番目の数字だった。「いいショット、いいパットが打てれば(伸ばしていける)」。自分の状態にフォーカスして備えつつ、初めてのコースに立ち向かっていく。(メリーランド州オーウィングスミルズ/亀山泰宏)

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