2021年 ザ・ノーザントラスト

松山英樹「悪くはない位置」ポイントレース14位から年間王者争いへ

2021/08/18 08:11
松山英樹は8年連続となる最終戦「ツアー選手権」に突き進む

◇米国男子プレーオフ第1戦◇ザ・ノーザントラスト 事前(17日)◇リバティーナショナルGC(ニュージャージー州)◇7410yd(パー71)

松山英樹は初出場から8年連続となるプレーオフシリーズにフェデックスカップランキング14位で入った。堂々の1位で乗り込んだ2017年、12位だった16年に次いでスタートのポジションとしては自身3番目。「悪くはないと思います」とうなずく。

トップを走るコリン・モリカワとは577pt差。レギュラーシーズンの4倍のポイント(優勝2000pt)が加算される次週「BMW選手権」(メリーランド州ケイブスバレーGC)を含めた2試合でどれだけ上がっていけるかは、自分次第。今週も状態を上向かせるための試行錯誤に余念がない。

東京五輪」から休みなく3連戦目となった前週「ウィンダム選手権」は予選落ちを喫した中、「まったく違うことをやっている」と貪欲なトライで糸口を探している。

ニューヨークエリアを望むハドソン川ほとりの埋め立て地に造られたリバティーナショナルGCでは2年ぶりのプレーとなる。風が吹きつけ、ウォーターハザードが数多く絡むコースは、2017年「プレジデンツカップ」最終日のシングルス戦17ホールで1イーグル7バーディを記録した舞台だ。

開幕2日前は練習場での調整に充て、「(今やっていることが)試合の中でどう出るか。結果が全てなので、結果が出れば」。妥協なく理想を追いつつ、目の前の試合へ集中を高めていく。(ニュージャージー州ジャージーシティ/亀山泰宏)

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