2021年 ウィンダム選手権

途切れたイーグルの勢い 小平智は中断明けに停滞

2021/08/13 12:28
後半5番でイーグルを奪った小平智だが、出遅れた

◇米国男子◇ウィンダム選手権 初日(12日)◇セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)◇7131yd(パー70)

フェデックスカップランキング150位からのシード維持&プレーオフシリーズ進出へ3位以内に入る必要がある小平智は、イーブンパーの暫定108位と出遅れた。

「スコアを伸ばせず、苦しいゴルフ」と振り返った要因はティショット。フェアウェイキープ率64.29%(9/14)は、シーズンでツアー8位の70.08%を記録しているだけに物足りない数字ともいえる。「フェアウェイを捉えられなくて、ラフから乗らず、(グリーン周りも)寄らず、という形が多かった」と神経をすり減らす場面が増えていた。

3バーディ、3ボギーと出入りの激しいパープレーで折り返し、後半3番(パー3)でダブルボギーをたたいた。それでも5番(パー5)でイーグルを奪取。直前、同じようにグリーン左からの傾斜を使って2オンしたケビン・キズナーのイーグルトライを見てスピードを把握。10mを流し込み、終盤への期待が一気に膨らんだ。

しかし、次の6番で悪天候による2時間7分の中断。再開後は4ホール連続でパーが並んだ。「あのまま(イーグルで)流れに乗りたかったですけど…」と悔しさを飲み込み、「明日はこういうゴルフをしないように。伸ばしていきたい」。顔を上げ、2日目の爆発を期した。(ノースカロライナ州グリーンズボロ/亀山泰宏)

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