2021年 WGCフェデックス セントジュード招待

木下稜介は米ツアー自己ベスト「66」 アプローチで柔軟対応

2021/08/07 09:15
木下稜介は初めてのWGCで奮闘 ※撮影は初日(Dylan Buell/Getty Images)

◇世界選手権シリーズ◇WGCフェデックス セントジュード招待 2日目(6日)◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7233yd(パー70)

1日前の反省を木下稜介はすぐに生かした。「グリーン周りに関しては逆目が難しいのでパターでいけるところは、できるだけパターで」。折り返しの9番などで、グリーンサイドから持つクラブは普段のウェッジから積極的にスイッチ。慣れない米国本土の芝と向き合い、コース上で柔軟に対応した。

4オーバー、66人中64位と出遅れた初日からの巻き返しを狙い、この日は1番からバーディ発進。フェアウェイバンカーからのミスショットがピンそば1mにつく7番の幸運も生かしながら、11番(パー3)までに“無傷”で5バーディを奪った。

唯一のボギーを喫した12番はラフからの2打目をグリーン奥のペナルティエリアに落とした。「セカンドがフライヤーするか、しないか分からないところ。打った瞬間、フライヤーで『止まってくれ』と思ったが、池まで行ってしまった」

主戦場の日本のコースとは悩むポイントが異なる。ただそのホールも寄せワンを決め、ダブルボギー以上にしなかったことが大きい。日本で「東京五輪」に出場中の稲見萌寧をサポートする奥嶋誠昭コーチとの日々のやり取りからショットも復調し、「アプローチも何回かあったが、思い通りパーセーブすることができてボギーが少ないラウンドになった」とPGAツアー出場3試合目でのベストスコア「66」に自信を深めた。

通算イーブンパーに戻して順位は52位まで挽回。「やっと、きのうのオーバーパーをチャラにできた。あした、あさってが勝負だと思う。きょうみたいなプレー、もっと良いプレーをしてスコアを伸ばして終わりたい」と、より高い目標を見据えた。

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