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緊張一転“自分のプレー” 星野陸也「メダル目指せる圏内に」

東京五輪 男子2日目(30日)◇霞ヶ関CC東コース(埼玉県)◇男子7447yd(パー71)

大会2日目を迎えた金曜日。コースですれ違う選手たちの表情は初日より明らかに柔和になり、リラックスした笑顔が多く見られた。初日に開幕の一打を放った星野陸也もその一人。この日は5バーディ、2ボギーの「68」とスコアを伸ばし、「きょうはある程度緊張が抜けて、きのうより自分のプレーができるようになっているかな」と胸を張った。

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スコアカードに表れないこの日のハイライトは、スタートからの2ホールだ。1番はグリーン手前からのアプローチを3.5mショートしたが、慎重にラインを読んでパーセーブ。続く2番も3mのパーパットをしっかりとカップに沈めた。「1番、2番は危なかったけど、しっかりパットを決められた。そこからアンダー(パー)につながってきたと思う」

この日奪った5つのバーディのうち1m以内が2つ。もっとも長いバーディパットも手前1ピンにつけた17番だ。「正直、ティショットはきのうの方が良かったけど、きょうはセカンドショットからのチャンスも増えて、きのうよりバーディパットも沈めることができた。きょうはしっかりと緊張をリズムに変えて、うまくプレーできたと思う」。スイングリズムが早くなる悪い癖も、この日はしっかり修正した。

最終18番は池越えとなる右ピンに対し、セカンドを狙いにくい右クロスバンカーに入れてボギーとした。「そのミスが最後ちょっと悔しかったです。今週は難しいホールと、チャンスホールが分かれている。難しいホールでボギーを打たないことに気をつけていきたい」と3日目以降の課題に挙げた。

「きょうはいつも通りのプレーができて、ちょっとほっとしている感覚はある。あすから同じようにしていきたい」と、いよいよ追撃態勢も整ってきた。暫定ながら首位とは8打差25位。メダル獲得圏内となる3位とは、現時点でわずかに5打差だ。「最終日でメダルを目指せる圏内に行くためには、あしたしっかりと伸ばさないと。気持ち的には5アンダーくらいは出したい」。メダル獲得をしっかりと視野に入れた。(埼玉県川越市/今岡涼太)

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