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「初めて味わうような緊張感」星野陸也は“夢のオリンピック”に感無量

東京五輪 事前情報(25日)◇霞ヶ関CC(埼玉県)◇男子7447yd、女子6648yd(パー71)

「サッカーも好きだし、水泳の北島康介さんや体操の内村航平さん、最近なら卓球の水谷隼さんの銅メダルとか。小さいときからオリンピックはずっと見ていたので、まさか自分がそのオリンピックに出られるというのは夢のようというか、すごくうれしい光栄な気持ちです」

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25日(日)、途中で昼休憩をはさみながら、午前と午後の2回に分けて9ホールずつをラウンドした星野陸也は、少し頬を紅潮させたまま興奮気味にそう明かした。

23日(金)は畑岡奈紗稲見萌寧とともに開会式に参加した。「テレビで見たことがあるような代表選手がいたりして、結構緊張しましたね」。国立競技場で行われた式典で、長身の星野はよく目立っていた。視界をさえぎるものが少ない星野の目には、華やかな演出の数々もより一層の臨場感を持って映ったことだろう。

コースに来て、ゴルフをすれば、「いつものルーティンや、練習ラウンドのやり方に入れるので、意外とすんなりいける」という。それでも、今年は海外メジャー3試合に出場した星野ですら、「いつもの試合とはまったく違う、初めて味わうような緊張感」と息を飲む。「無観客になってしまったけど、もし観客が入っていたら、もっとすごいんだろうなって思いますね…」

開幕まであと4日。その頃にはこの緊張感にも慣れるのだろうか?「やっぱりこういうときにいかに自分のゴルフをできるかが勝負だと思う。メダルは絶対に欲しいので、しっかり落ち着いてプレーしたいです」と星野は言う。ジョン・ラーム(スペイン)やブライソン・デシャンボーといった強豪たちの欠場が続いているが、「それでも代わりの選手が強いから!」と、気を抜くような素振りは微塵もなかった。(埼玉県川越市/今岡涼太)

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