2021年 全米オープン

国内組でも負けないぞ! 星野陸也「10位以内を目指したい」

2021/06/20 10:51
星野陸也は31位で最終日へ(撮影:田辺安啓)

◇メジャー第5戦◇全米オープン 3日目(19日)◇トーリーパインズGCサウスC(カリフォルニア州)◇7652yd(パー71)

3度目の海外メジャーで初めて決勝ラウンドへ進出した星野陸也。3日目のフェアウェイキープ率は「(3日間で)一番くらい良かった」と全体8位の64%(9/14)と好調だったが、「セカンドショットがうまく貢献できなかった」と、3バーディ、5ボギーの「73」。スコアを2つ落として、通算3オーバーの31位タイとした。

序盤2番ではティショットを左に曲げて、隣接する6番ホールからグリーン奥まで運んでボギーとしたが、続く3番(パー3)でバーディを取り返し「チャラかな」という立ち上がり。だが、前日までとは一転、その後のショットが「自分でも分からないくらい良くなかった」と苦しんだ。

かみ合わないゴルフとなったムービングデー(撮影:田辺安啓)

7番は完璧な1Wショットを328yd先のフェアウェイに運んだが、「PWでつま先下がりからドローを打とうとしたら、右プッシュして(バンカーに入って)目玉になった」とボギーに。

一方で「やっと(6Iで)良いドローが打ててチャンスにつけられた」という16番(パー3)や、3mにつけた17番ではバーディパットを決めきれず、「ちょっと残念でした」とかみ合わないゴルフに肩を落とした。

最終日に上位進出を目指す(撮影:田辺安啓)

それでも、最終18番ではグリーン左のバンカーから、奥の傾斜を利用して球を戻して、ピンそば1.5mに運ぶナイスショットでバーディ締め。ギャラリーを沸かせて3日目を締めくくり、「(明日は)2つ、3つ伸ばすだけで全然順位が変わるので、60台を出せたらいい」と、最終日に気持ちを込めた。

現在、国内ツアーで賞金ランキング1位に立つ。「日本で今年2勝をして、こっちに乗り込んで来ているし、アメリカ人に負けないぞっていう思いでプレーをしている。世界ランキングも上位に行けば行くほど上がるし、まずは(来年の出場権が獲得できる)10位以内を目指して頑張りたい」と国内代表としての責任も自覚しつつ、最終日の18ホールに挑んでいく。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/今岡涼太)

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