2021年 マスターズ

凱旋試合は「東京五輪」濃厚 松山英樹はマスターズ王者として日の丸背負う

2021/04/13 11:12
マスターズを制した松山英樹の凱旋試合は?(提供:Augusta National Golf Club)

◇メジャー第3戦◇マスターズ 最終日(11日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7475yd(パー72)

男子レギュラーツアーで日本勢初のメジャー制覇を遂げた松山英樹は、8月の「東京五輪」が凱旋試合となる可能性が高い。一時帰国の後、再渡米して次なるメジャー、5月「全米プロゴルフ選手権」(サウスカロライナ州キアワアイランド)に向けて数週前からPGAツアーに出場する予定を組んでいる。

五輪代表は世界ランキングに基づく独自のランキングにおいて、各国最大4人が出場権を得る。日本勢は2人となる見込みで、選抜が確実な松山以外のもうひとりは今週、シーズン再開となる国内男子ツアーを中心とした争いとなり、6月21日時点での世界ランクが指標となる。

大会は個人戦で60人が出場。4日間72ホールのストロークプレーでメダルを争う。松山は「まずオリンピックがちゃんと開催されるのであれば(メダルを)狙いたい。きょうの経験はこれから先の人生の経験になる。良かったなと思います」と話した。

松山は2016年の「リオデジャネイロ五輪」の代表を、当時ブラジルで流行していたジカ熱などを懸念して辞退した。「東京」の会場である埼玉・霞ヶ関カンツリー倶楽部は2010年秋に「アジアアマチュア選手権」で優勝したコース。この勝利によって翌年の「マスターズ」初出場、アジア勢初のローアマチュア獲得に至った。

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