タイガー、予選ラウンドは「とても静かだろうね（笑）」

昨年は膝の手術の為に「全英オープン」欠場を余儀なくされたタイガー・ウッズが、1年ぶりにイギリスに戻ってきた。05年のセントアンドリュース、そして06年のロイヤルリバプールで2連覇を達成するなど、直近の出場した3大会で2度の優勝を誇るタイガー。今大会で自身4度目の全英制覇を目指す。

前日に発表された予選ラウンドでの石川遼とのペアリングについて、海外メディアも大々的に取り上げた。石川、そして彼が引き連れる大勢のカメラマンや記者は、タイガーにとってグッドニュースだとある記事には書いてある。曰く、「彼（タイガー）は大ギャラリーには慣れているし、人が多ければ多いほど、ショットを曲げた時に球が見つかる確率が高くなる」。前日の練習ラウンド中、左ドッグレッグの7番でショートカットを狙ったタイガーのドライバーショットがロストボールになったことを引き合いに出す丁寧さだ。

この日、公式会見に呼ばれたタイガーは、どんな予選ラウンドになりそうかと聞かれ、「とても静かだろうね（笑）。ここにいるみんなは追いかけたりしないだろう？」と、軽く冗談で受け流す。しかし、石川について「遼はまだメジャー大会でそういう（大ギャラリーの中でプレーする）経験はないけど、それでも、彼は若くして大勢の人たちとやりとりしないといけないし、うまくコントロールしている。だから、彼が予選ラウンド、そして週末にかけて、良いプレーが出来ないという理由は無い。僕も同じように出来ればいいね」と温かい言葉を掛けた。