「攻めるゴルフ」へシフト 小平智は7連戦も望むところ?
2021/02/08 09:54
◇米国男子◇ウェイストマネジメント フェニックスオープン 最終日(7日)◇TPCスコッツデール (アリゾナ州)◇7261yd(パー71)
小平智は2バーディ、5ボギーの「74」と今週初のオーバーパー。3試合ぶりに4日間を戦った大会を通算3アンダー63位で終えた。
「出だしから目玉」とうなだれた10番はバンカーを渡り歩いてボギー発進。11番もフェアウェイを捉えたティショットがディボット跡に入る不運に見舞われ、スコアを落とした。名物16番(パー3)でピンそば1mに絡めてバーディを奪うなど見せ場もあったが、序盤の劣勢を最後まで跳ね返せなかった。
それでも、今週からタイトリスト TSi3 ドライバーをバッグに入れて得たものは大きかった様子。「ドライバーが見つかって、攻めるゴルフもできるようになった」と声を弾ませ、「いままで届かなかったくらいのバンカーを越えられるようになったりもした。これまでなら刻んでいた15番ホールとかでも、スプーンを使わずに3I、4Iで狙えるくらいの飛距離になってきたので、バーディの確率も上がってくる」と続けた。
クラブとかみ合い、取り組んできたトレーニングの方向性が間違っていなかったことを再確認。早くも次の試合が待ち遠しい。
次戦「AT&Tペブルビーチプロアマ」の翌週はフィールドが絞られる「ジェネシス招待」。現時点で枠は回ってきていないものの、「出られるなら出ます」と前のめりだ。さらに翌週にはホームコースが一時使えなくなる事情もあり、「プエルトリコオープン」への参戦を決めたという。
ハワイから始まった2021年はすでに4連戦を消化。「まったく問題ないです。体力だけは自信あるので」。元気よくペブルビーチへ向かう。