2021年 ソニーオープンinハワイ

松山英樹はチャンス生かせず 「パターが『普通』になれば優勝見える」

2021/01/18 12:15
食べてストレス発散!?

◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 最終日(17日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

強い日差しが照りつけたグリーン上で、松山英樹は“苦笑い”を通り越して本当に笑っていた。首位を5打差で追い掛けた最終日は前半に1イーグル1ボギー、後半は1バーディ。多くのチャンスを作りながら2つ伸ばすにとどまって、通算15アンダー19位で4日間を締めくくった。

「先週の広いコース(カパルア)から、ここまで狭いコースに来て、コースがちょっと広く見えたりした」とショットは好調を維持。「このコースはあまり得意な感じじゃないけど、フェアウェイキープもグリーンヒット(パーオン)も今までで一番できた」と、ショットの安定感は上がっている。9番(パー5)は2打目をピン手前1.5mにつけて、今週同ホールで3つ目のイーグル奪取。だが、パットが2mを超えてくると途端に確率が落ちてしまう。

これも入らないの!?

構えて、打って、自信を持って見送っても、わずかにカップを逸れる。「自分の打ちミスで外れているのなら納得いくけど、思ったスピードで打ってラインを出せて入らなかったりすると…そんなにストレスはたまらないけど、苦笑いしか出ないですね」。出だしの1番は3.5mを沈めるナイスパーで「きょうは行けるかなって期待した」が、それ以降が続かなかった。

ショットの安定が、パットの復調を後押しする可能性はある。「このショットがあって、パターが『普通』になれば、優勝も見えてくるんじゃないかなっていうところまで来たと思う。このショットをキープできれば、あとはパッティングに集中できる」

大会2日目にハーフ「28」が出たことも収穫だ。「その感覚を思い出しながら、一週間しっかり調整できればいいと思う」。次週のオフを挟み、サンディエゴ、フェニックスの2連戦に挑んでいく。(ハワイ州ホノルル/今岡涼太)

2021年 ソニーオープンinハワイ