「調子はいい」という小平智。次週からの連戦へ弾みをつけたい

◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 3日目（16日）◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

大会3日目を1アンダー「69」で回った小平智は、通算6アンダー60位。「伸びないというよりは、自分のミスで良い流れを断ち切ったのでもったいない。でも、いままでなら2オーバー、3オーバーくらい打っていたかもしれないけど、ショットが良いので1アンダーで回れている」と前を向いた。

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「あとはパターさえ入ってくれれば」と、芝目の強いバミューダグリーン攻略をポイントに上げる。「順位は下がっているけれど、あすはビックスコアを出せそうな感覚はある。きょうは運がちょっとずつ悪かったけど、それも実力。あすは実力で運を引き寄せられるように頑張りたい」と最終日に期待を込めた。

小平がハーバータウンで飾った初優勝は18年のこと。本来ならば、昨シーズンで2年間の優勝シードも終わっていたが、コロナ禍でその期限は1年間伸びた。「チャンスも大きくなったし、すぐに来年に（出場権を）持ち越す発表をしてくれたから、こっちも組み立てやすかった」と、シード維持を目指す小平にとっては朗報だった。

「基本的に出られる試合は積極的に出ていきたい。どこでチャンスが巡ってくるかわからないので」と、次週以降も「ザ・アメリカン・エキスプレス」、「ファーマーズ」、「フェニックオープン」、「AT&Tペブルビーチ」と計5連戦を予定している。

「この3日間、調子自体は悪くないので良い終わり方をしたいです」。21年、シード獲得は最低目標。「最高は最終戦まで行きたい」というゴールのためにも、あすは1つでも順位を上げて終わりたい。（ハワイ州ホノルル／今岡涼太）