2021年 WGCワークデイ選手権

WGCメキシコ開催断念 “フロリダスイング”を4週に拡大

2021/01/16 12:28
2020年大会はパトリック・リードが制し、WGC2勝目を挙げた

2月25日開幕を予定していた「WGCメキシコ選手権」(メキシコ・チャプルテペクGC)が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2021年のメキシコ開催を断念した。15日、PGAツアーが発表した。

今年に限ってフロリダ州ザ・コンセッションGCに舞台を移して同日程で試合を行い、翌週以降続く「アーノルド・パーマー招待」「ザ・プレーヤーズ選手権」「ザ・ホンダクラシック」という“フロリダスイング”が4週間に拡大される形となる。

世界ランキング上位者といった世界選手権シリーズの出場資格は踏襲する一方、ツアーは今大会の新たなタイトルスポンサーの確保に動いているという。

PGAツアーインターナショナル幹部のタイ・ヴォータウ氏は「パンデミックによって引き起こされた課題に対処する上でグルポ・サリナスとの継続的なパートナーシップに感謝しています。2022年のメキシコ復帰に向けて努力していますが、このイベントをフロリダ州のトップコースの一つとして有名なコンセッションGCで開催するための協力に感謝しています」とコメントした。

ザ・コンセッションGCの設計を手掛けたのはジャック・ニクラス。1969年のライダーカップでニクラスが最終ホールのパーパットを沈めた後、対戦相手のトニー・ジャクリンが残していたパーパットをコンシード。ライダーカップ史上初の引き分けを決めたニクラスの行動がスポーツマンシップの象徴として称えられ、 “ザ・コンセッション”と語り継がれたことに由来している。

2015年には同コース開催の「NCAA全米学生選手権」でブライソン・デシャンボーが優勝を飾った。

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