ペアルックの次は2人並んで会見 22歳ニーマンと41歳ガルシアの友情
◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 初日(14日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
松山英樹と同組でプレーした22歳ホアキン・ニーマン(チリ)と41歳セルヒオ・ガルシア(スペイン)は開幕前、2人並んでインタビューに応じていた。
年齢差は19歳。ニーマンがプレーオフで惜敗した前週「セントリートーナメントofチャンピオンズ」最終日にはアディダスの黒シャツに白パンツとまったく同じウェアに身を包み、同組で回った。
「前日(ガルシアに)『あす何を着ていくの?』って聞いたら、写真を送ってきてくれた。それで同じものを着ていこうと思ったんだ」とニーマンは笑う。
“ペアルック”だけでなく、ニーマンがクラブハウスリーダーとして後続のプレーを待つ間もなかなか練習へ行かずに2人で談笑。そして、プレーオフを戦うニーマンをグリーンサイドで見つめるガルシアの姿も注目された。
出会いはガルシアの財団がテキサス州で開催しているジュニア大会。2016、17年と連覇を果たしたのがニーマンだった。関係を深め、互いに良き友人として振る舞いつつ、ガルシアからプレーオフで敗れたニーマンに「たくさん勝っても、たくさん負ける。その週のネガティブなことではなく、ポジティブなことへ目を向けよう」と先輩らしくアドバイスもあった。
この日、ニーマンは最終18番(パー5)でチップインイーグルを決めるなど、「62」で首位タイ発進。好調ぶりは、2021年になってプレーした5ラウンド90ホールのうち、43%にあたる39ホールをバーディ以下のスコアで上がっているという数字が裏付ける。
「きょうはとても楽しかった。あすが自分とセルヒオにとって良い日になることを願うよ」。イーブンパー99位と出遅れたガルシアの胸中も思いやりながら、2日目を見据えた。