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トランプ氏所有コースでの開催に「全英」もNO スコットランドからは「来ないで」

2021/01/12 11:13

男子メジャー「全英オープン」を主催するR&Aは11日、当面の間、スコットランド・ターンベリーで同大会を開催しない意向を改めて示した。最古のメジャーを過去4回ホストした当地は現在、ドナルド・トランプ米大統領のリゾート会社が経営している。

ターンベリーでの「全英」はスチュワート・シンクトム・ワトソンをプレーオフで破った2009年大会が最後。トランプ氏がコースと隣接ホテルを買収した年の翌15年に、R&Aは開催地のローテーションから外すことを決めていた。

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大統領支持者による6日の議会乱入事件を受けトランプ氏への批判が集まる中、R&Aのマーティン・スランバーズCEOはこの日、「ターンベリーで大会を行う計画はなく、近い将来に開催することはありません」と声明を発表。大統領の名前こそ出さなかったが、「大会や選手、コースそのものに焦点が当たるまで(ターンベリーに)戻ることはない。現在の状況から言えばそれが達成可能であるとは思わない」と嫌悪感をにじませた。「全英」は24年大会までの会場がすでに発表されている。

10日には全米プロゴルフ協会(PGAオブ・アメリカ)が、ニュージャージー州トランプナショナルGCで開催予定だった22年「全米プロゴルフ選手権」の会場を変更することを明らかにしたばかり。

そんな中、トランプ氏は今月20日のジョー・バイデン次期大統領の就任当日にスコットランドのゴルフ場を訪問する可能性が報じられている。スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン首相は新型コロナウイルス感染拡大に伴う制限下での入国に反発。「現在、我々は必須の目的を持たない人々に対してスコットランドに入ることを許可していない。ゴルフをしに来るのが必須の目的だとは考えない」としている。

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