2021年 セントリートーナメントofチャンピオンズ

松山英樹は苦戦続く 3日間で決めたパットの平均は…75cm

2021/01/10 12:24
9番の2打目で直ドラを放つ

◇米国男子◇セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズ 3日目(9日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7596yd(パー73)

松山英樹にとっては、もどかしい日々が続いている。出場選手中最下位となる42位からスタートした3日目は3バーディ、2ボギーの「72」。3日目にして初のアンダーパーをマークしたが、通算1オーバーで42位は変わらず。この3日間で沈めたパットの合計は40.5m(1ホール当たり75cm)と、グリーン上の不調が重くのしかかっている。

「最初の方は少し良かった」というパッティングだが、後半に入り12番(1.5m)、13番(3m)、14番(3.5m)、15番(2m)と立て続けに訪れたバーティチャンスを決めきれない。「自信を持って打ったラインが全然違ったりしたので、打ち方も悪いんじゃないかと考えるようになる。最後は分からなくなってきた」と、どれだけチャンスを作ってもカップが遠い状況には苦笑いするしかない。

大会を通じて初めてパー5以外でバーディを奪った16番

16番(パー4)で1mにつけ、今週初めてパー5以外でのバーディを奪って思わず白い歯がこぼれたが、ときには笑顔も必要だろう。ストレスも「きょうはあまりたまらなかった」と、自分を責め過ぎることはしなかった。

同組のヒューズとお互い「お疲れさま~」の図

ホールアウト後は同組のマッケンジー・ヒューズ(カナダ)と、お互いに苦戦した18ホールをねぎらい合った。「1個上に順位を上げるのにも、すごくスコアを出さなくちゃいけない。それよりもまず、自分が良いプレーをして、何かきっかけが見つかることを積極的に考えていきたい」という最終日。その1ラウンドは、次週以降につながっている。(ハワイ州カパルア/今岡涼太)

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