2021年 WMフェニックスオープン

年明けも続く米ツアーの無観客試合 “フェニックス16番”巨大スタンドはどうなる

2020/12/01 17:15
例年はこんな感じ…(Getty Images)

拡大を続ける新型コロナウイルス感染は2020年内での収束が難しく、年明けのPGAツアーの各大会も無観客開催が継続されそうだ。ハワイ州マウイ島での新年初戦「セントリートーナメントofチャンピオンズ」が観戦エリアと人数を制限して来場を認める方針を示す一方で、翌週オアフ島での「ソニーオープンinハワイ」は再びギャラリーなしで実施する。

米国では先月27日に1日あたりの新規感染者数が初めて20万人を突破し、ロサンゼルスでは不要不急の外出禁止命令が出るなど、依然として日常生活が制限されている。

ツアーは「ソニーオープン」翌週に米国本土に移してからも、カリフォルニア州での「ザ・アメリカンエキスプレス」、「ファーマーズインシュランスオープン」も無観客開催を決めた。米ゴルフワールドは同州での2月の「AT&Tペブルビーチプロアマ」、「ジェネシスオープン」も、同様の措置が「続くとみられる」と記した。

開催期間中の1週間で毎年のべ数十万人の来場を見込んできた、アリゾナ州での2月4日開幕「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」が態度を保留する中、名物といえる16番(パー3)の巨大スタンドの動向が注目される。ホールの外周を囲むように設置される、約2万人収容の3階建て観覧席を21年は1階建てに縮小する可能性があるという。

PGAツアーは6月のシーズン再開後、ドミニカ共和国での9月「コラレスプンタカナリゾート&クラブ選手権」で大会スポンサーを中心に少数のギャラリーを入場させた。本土では11月の「ビビント ヒューストンオープン」で1日限定2000人の来場認めたが、翌週の「マスターズ」では再び無観客で行われた。

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