今平周吾1オーバー 予選通過へ23ホールの長丁場に
2020年 マスターズ
期間:11/12〜11/15 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
今平周吾「ホッとした」2009年片山以来の“日本人賞金王”予選通過へ
◇海外メジャー◇マスターズ 2日目(13日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)7475yd(パー72)
今平周吾が2年連続2回目の大舞台で初の予選通過を確実とした。5ホールを持ち越した第1ラウンドから間を置かずに第1組でプレーした第2ラウンドは4バーディ、2ボギーの「70」で通算2アンダー。「予選カットが1アンダーか2アンダーでギリギリかなと思ったけど、上がってみてホッとした」と笑みもこぼれた。
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イーブンパーから出て1番でボギーも、2番(パー5)で難なくバウンスバック。6番(パー3)で3パットボギーを喫した後、8番(パー5)は9mをカップ奥のフチに当ててねじ込むバーディを奪った。セカンドショットが3段グリーンの一番下の段に止まった9番でも、左奥に切られたピンにウェッジで寄せてしのいだ。
ティショットがキャリーでグリーン奥に外れた12番(パー3)では「下がぬかるんでいたので、アプローチで打つのは難しいと思った」とパターを握り、15mを流し込むバーディ。16番(パー3)も右上から傾斜を使って3mに絡め、スコアを伸ばした。
前年の日本ツアー賞金王が「マスターズ」の決勝ラウンドに進むのは、2012年大会に出場したベ・サンムン(韓国)以来のこと。“日本人賞金王”となると、09年の片山晋呉が最後だった。
今平自身、初の賞金王戴冠を果たして乗り込んだ昨年大会を含め、メジャーでは7試合連続予選落ちと苦しんできた。初めて4日間をプレーした9月の「全米オープン」に続く突破に「去年は周りの選手の飛距離とかを気にしてラウンドしてしまっていた。今年は海外でも自分のゴルフができるようになってきた」と変化を口にする。
「なかなかバーディが獲れない中で耐えながら、ボギーも少なく、後半いいフィニッシュで気持ちよく上がれた。上位を目指して頑張りたい」。貪欲に72ホールを戦い抜く。