2009年 全米オープン

タイガー、勢いに乗り切れず辛くも予選突破

2009/06/21 11:00
通算3オーバーで辛くも予選突破を果たしたT.ウッズ。苦戦が続いている(Chris McGrath /Getty Images)

初日の雨で進行が遅れている2009年度の「全米オープン」大会3日目に、第2ラウンドの残りが行われた。 タイガー・ウッズは午前10時6分に10番ホールからプレーを開始。初日の4オーバーというスコアからスタートしたタイガーは、この日4つのバーディを奪うことに成功したが、3ホールのボギーが響きスコアは1アンダーの「69」。通算スコアは3オーバーとなり、首位のリッキー・バーンズとは11打差の41位タイという位置で残り36ホールを迎えることとなった。

そしてその後 現地時間午後6時42分に タイガーの第3ラウンド目はスタート。スタートホールの10番は1パットのパーでうまくセーブすることに成功した。午後6時55分、ちょうどタイガーがパーパットを沈めた頃、雨が強くなり競技は中断。結局大会3日目は再開をすることなく終了した。明日午前7時30分からプレーが再開されることが全米ゴルフ協会から発表になった。

タイガーの第2ラウンドは、4ホール目となる13番でバーディを奪取。しかし、15番ホールでグリーン右奥からの3打目アプローチを乗せることができずに大失敗。次のアプローチもショートし、4オン1パットのボギーを叩いてしまう。その後18番と1番で連続バーディを奪い追撃モードを見せたが、3番のパー3でティショットを右奥に外してしまう。このホールで今日2つめのボギーとしてしまう。次の4番パー5で3打目をピン横に寄せて今日4個目のバーディ。通算2オーバーとしたが、最終ホールとなる9番でティショットを右の深いラフに打ち込んでしまうトラブル。3メートルのパーパットは、カップの右に逸れてしまいボギーフィニッシュとなってしまった。

プレー後のインタビューでは、プレーの内容がうまくスコアに繋がってきていないことを悔しがっていた。コースが軟らかいため積極的に攻める気持ちでプレーしたと話していた。また、グリーン周りの芝に少し苦労していることや、グリーンの表面が少しデコボコしている点、そしてグリーンのスピードが遅い分アジャストすることが難しいと語った。逆転優勝の質問に対しては「もちろん(逆転勝利を)目指しているよ。ボールをうまく捕らえることができている。パットももっと沈めることが必要となるが、勢いをつけていきたい」と答えていた。

第2ラウンドのデータ
スコア: 69(1アンダー)
フェアウェイキープ率: 71.42% (14ホール中 10ホール)
パーオン率: 77.78% (18ホール中14ホール)
合計パット数: 30パット
バンカーセーブ率: 100% (1回トライして 1パットセーブ1回成功)
ドライビング ディスタンス: 287ヤード
(計測ホール 10番:285ヤード、13番:289ヤード)

バーディ: 4ホール
パー: 11ホール
ボギー: 3ホール

パー3: 1オーバー
パー4: イーブンパー
パー5: 2アンダー

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