2020年 ZOZOチャンピオンシップ

今週初の連続バーディも 松山英樹「いまやっていることを信じて」

2020/10/25 10:50
不満を残しながら4つ伸ばした

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド 3日目(24日)◇シャーウッドCC(カリフォルニア州)◇7073yd(パー72)

5バーディ、1ボギーの「68」で通算7アンダー48位タイに順位を上げた松山英樹は、少しだけ柔らかい表情で「“最低限”までいかないラウンドですよ、まだ」と言った。

感覚をつかむための地道なトライが、スタート直前まで続いた。ティオフが迫る練習グリーンではクロスハンドでのパッティングも。ラウンドはいつも通りの順手だったが、ルーティンとして取り入れていた素振りをせずに打つ場面もあった。

前半15番(パー3)で9mを沈め、16番(パー5)ではグリーン左のラフから傾斜に乗せてチップイン。今週初の連続バーディとした。しかし、17番(パー3)では10m近いパットがカップに蹴られ、アイアンショットを3mに絡めた18番もバーディパットがカップをなめるように外れた。

後半5番はティショットが乱れた

「15で獲れて、16のチップインで久々に続いた感じだった。その後の17、18、1番というところで、まだ波に乗れない」。後半も2番(パー5)、3番(パー3)と連続で獲った後に小休止。「いいショットを打った4番でバーディが獲れず、5番でミスしてボギーにしてしまったり…」。兆しを見せつつ、ビッグスコアにはつなげられなかった。

「いいショット、いいパットもあるんだけど、続かない。ひとつできたら何かができなくなるような…ティショットが良かったらセカンドがダメとか、ティショットとセカンドが良かったらパターがダメとか…」

なかなかかみ合ってくれない現状にもどかしさは募るが、練習場に向かう足は止めない。「あしたは全部がうまくいくことを祈りながら、いい調整ができるようにしたい。いまやっていることを信じて出来たら」と、しっかり顔を上げた。(カリフォルニア州サウザンドオークス/亀山泰宏)

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