“キャリアワースト”から挽回 ウッズはパー5で4バーディ
2020/10/24 13:43
◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド 2日目(23日)◇シャーウッドCC(カリフォルニア州)◇7073yd(パー72)
75位タイと出遅れた前年覇者のタイガー・ウッズは8バーディ、2ボギーの「66」で回り通算2アンダーの66位タイに浮上した。
ラウンド後の開口一番に「パー5でうまくプレーできた」と安堵感を込めた。前日は5つあるパー5でキャリア最悪の3オーバーを記録。「パー5で流れに乗れず、雪だるま式にスコアを悪くした。わずかにスイングがずれていたが、きょうはよりシャープに振れていた」と好感触を得るまでに修正した。
序盤2番で池越えの第3打をピンに絡めてバーディ先行。2オンを狙った5番のセカンドショットがグリーン右ラフにいくと悔しがる素振りを見せたが、着実に寄せて3連続バーディへとつなげた。後半11番は足場の悪いラフから浮かせピン手前2mに寄せてバウンスバック。さらに16番から2連続バーディと、この日は以上4つのパー5で流れを好転させていった。
ツアー外競技ながら過去6勝をマークした得意コースで、トップのジャスティン・トーマスとは12打差。歴代新記録の83勝目到達は限りなく厳しい状況になったが、週末は再びディフェンディングチャンピオンとして臨む11月の「マスターズ」に向けても重要になる。
「きょうのようなプレーをすれば問題ないが、今年は試合でのラウンドが少ないと感じている」と、年8試合目になる自身の出場数に言及しながら「このコースはオーガスタの性質とは違う。ただ(オーガスタのように)ハイドローを打たないといけないホールもある。6番や10番。全米以降はすでに(オーガスタを)イメージをしながら打っているショットもある」と言った。貴重な実戦の場で、状態を仕上げていく。