2020年 ZOZOチャンピオンシップ

パターはエースに 「長らくできてない」松山英樹は“爆発”を渇望

2020/10/24 11:13
エースのピン型に戻してバーディ発進も乗り切れなかった

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド 2日目(23日)◇シャーウッドCC(カリフォルニア州)◇7073yd(パー72)

ビッグスコア続出となったこの日、松山英樹は4バーディ、3ボギーの「71」にとどまって通算3アンダー61位タイに後退した。

1番で4m弱を沈めてバーディ発進も、パー5の2番でグリーンサイドのラフからの3打目をクリークに入れてボギー。「ここ最近、バーディを獲った次のホールでチャンスに付けて外したり、流れよくプレーできてないのが現状」ともどかしさを隠さなかった。

2つ落とした前半から後半に3バーディを獲り返したが、気持ちは晴れない。「バーディがポツンポツンとしか出ないというか、リズムよく乗っていけないっていうか…」と口ぶりは重いまま。

前日投入したマレット型からエースのピンタイプに戻し、パッティングのストロークの感触は悪くなかった。「(序盤から)悪くはないけど入らないってところで、まあライン読みだと思うけど、(途中)ちょっと打ち方まで疑ってしまったっていうか…」と振り返る。

後半17番(パー3)、3m強のバーディパットが惜しくも外れた。納得のパッティングにも映ったが、「まあ、入らないんでね。何も言えない」。手に残る感触を信じ切るためにも、シンプルに結果を欲している。

ショットとパットがかみ合い、世界最高峰のフィールドで突出した爆発力を発揮したことも数えきれない。「長らくね、そういうゴルフができていない。そういう自信も、なくなってきてますね」。週末のプレーで気持ちを上向かせる。(カリフォルニア州サウザンドオークス/亀山泰宏)

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