2020年 ZOZOチャンピオンシップ

新マレットパターを投入 松山英樹「伸ばしていい形で週末を」

2020/10/23 10:26
松山英樹はグリーン上で悔しさが募った

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド 初日(22日)◇シャーウッドCC(カリフォルニア州)◇7073yd(パー72)

2週前からパッティングでカップに正対して素振りをするルーティンを取り入れ、ストロークの感触も悪くないと話していた松山英樹。今週は、新たに届いたばかりというスコッティキャメロンのマレットパターを実戦投入した。

事前ラウンドやプロアマ戦から試し、「感触は悪くなかったので」と初日のバッグに入れてティオフ。スタートの10番で1.2mを沈めてバーディ発進も、続く11番(パー5)で15mのイーグルパットがカップ付近でも減速せず2mオーバー。返しのバーディパットも右を抜けた。

16番(パー5)で3mを流し込み、18番はセカンドショットを1m強に絡めた。2つ伸ばして折り返し、一進一退で迎えた後半は7番で3パットボギー。「パッティングが2週間、入ってはなかったけど良かった(ストロークの)感触が、きょうは全然良くなかった」と悔しさをにじませた。貢献度を示すストロークゲインドパッティングは「-2.683」で77人中74位。グリーン上でフラストレーションを募らせた。

今週届いたばかりという新パター

パーオン率はフィールドトップタイの88.89%を記録。「ショットは少しずつ戻せてきているんじゃないかなというのはあった」としつつ、「ほかのドライバーとパターに比べたら、(アイアンが)良かったって感じ。グリーンもソフトなところと硬いところがあって、その判断が自分の球筋によっても変わると思うし、そこの判断がまだできてない」。グリーンを外したのはわずか2ホールでも、距離感や精度はさらに高い次元を追求している。

5バーディ、3ボギーの「70」で首位と6打差の39位発進。7073yd(パー72)のセッティングは試合前に予想していた通り、伸ばし合いの様相を呈している。「しっかり伸ばしていかないといけない。伸ばして、いい形で週末を迎えられるように頑張りたい」。バーディ合戦に乗り遅れず、上位の背中を追っていく。(カリフォルニア州サウザンドオークス/亀山泰宏)

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