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2020年 ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド
期間:10/22〜10/25 場所:シャーウッド(カリフォルニア州)

マキロイとラームのランチに遭遇 関藤直熙は兄弟タッグで渡米

◇米国男子◇ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド 事前(20日)◇シャーウッドCC(カリフォルニア州)◇7073yd(パー72)

コースでランチとして用意されたハンバーガーを食べていたら、後ろの席にはロリー・マキロイ(北アイルランド)とジョン・ラーム(スペイン)がいた。「この2人って、仲いいんだ…」。そんな素朴な発見から、関藤直熙は自分がPGAツアーの舞台に来たことを実感した。

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練習場に行けば、ゲーリー・ウッドランドの弾道が目を引いた。その横をフィル・ミケルソンが通り過ぎていく。「気持ちが高まりますね」と初々しさをのぞかせながら、昨季アジア下部ツアーで賞金王に輝いた23歳は「プロデビューしたのもアジアでしたし、周りが外国人だらけというのは慣れていますよ」と言った。

リラックスした雰囲気で準備を進められているのは、バッグを担ぐ弟・侑嗣の存在も大きい。広島国際学院高では1学年下の金谷拓実も含めた3人がチームをけん引して2015年「全国高校選手権」の団体戦を制覇。「プロキャディさんを誘うにしても、帰国後の2週間の隔離があるから誘いづらい」という中、2人で渡米した。

来週日本ツアーのQTに臨むはずだった弟は、日本ゴルフツアー機構(JGTO)に相談して帰国後の自主隔離明けでも受けられる日程に変更してもらい、「人生初」のキャディとして奮闘中。「代金をケチったみたいですけど…」と笑いながら、ホテルは2ベッドの同じ部屋に泊まる。「ボールも少なくしたり、キャディバッグの中身はこれまでで一番抜いて(軽くして)ますよ」。随所に仲の良さをうかがわせる。

アジアなら各国を巡ってきたが、米国での試合はアマチュア時代を含めても初めて。「2日間では気付けないことも、4日間でたくさん気付けると思う。本当に楽しみですし、貴重な1試合という言葉に尽きる。5日後、(試合を終えて)自分がどういう気持ちになっているかわからないけど、良くも悪くも、自分がどれだけできるのか、できないのかを知りたい」。推薦で得たチャンスをゴルフ人生の糧にする。(カリフォルニア州サウザンドオークス/亀山泰宏)

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