ウッズとのV争いから1年 松山英樹「来年チャンピオンで日本に」
2020/10/21 14:55
◇米国男子◇ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド 事前(20日)◇シャーウッドCC(カリフォルニア州)◇7073yd(パー72)
1年前、日本初開催のPGAツアーで主役を張ったのは、間違いなくタイガー・ウッズと松山英樹だった。「タイガーと少し優勝争いができたのがうれしかった。ただ、やっぱり勝てなかったということで悔しい思いもした」。月曜日フィニッシュの記憶を端的な言葉で振り返る。
コロナ禍のことしは日本から米国へ舞台を移した。見据えるものは変わらない。「3年ぶりの優勝を目指して頑張りたい。もしここで優勝して、来年日本で開催されるのであれば、ディフェンディングチャンピオンとして行ける」と言った。
前日19日(月)は練習のみ、この日はアウト9ホールを回った。「フェアウェイもそんなに狭くはない。しっかりフェアウェイキープをして、バーディパットをたくさん打つこと。ショットを頑張る。自分がいいプレーができれば、上位にはいられる」とシンプルに語ったが、トーナメントウィークに入る前にコースを訪れてチェックは済ませている。いつも通り、入念な準備に抜かりはない。
前週までのラスベガス2連戦でショットの試行錯誤には方向性も見えてきた様子。パッティングのストロークに対しても、納得を口にすることの方が多かった。
「優勝したのが3年ちょっと前になる。優勝するために何が必要なのか、考えている最中。なかなか(満足する)結果には表れていないですけど、毎週毎週の積み重ねが、いつかくる優勝につながっていく」。思いの強さを示すように、何度も「優勝」の2文字を口にした。(カリフォルニア州サウザンドオークス/亀山泰宏)