2020年 ザ・CJカップ

ゴミ箱あさって?ピンチ脱出 ラームは復帰初日にグローブのサイズ間違い

2020/10/16 12:01
前半18番のセカンドショット。このグローブが小さかったらしい(Christian Petersen/Getty Images)

◇米国男子◇ザ・CJカップ@シャドークリーク 初日(15日)◇シャドークリークGC(ネバダ州)◇7527yd(パー72)

7バーディ、2ボギーの「67」とし、首位と2打差の5アンダー4位で好発進したジョン・ラーム(スペイン)。前半はずっと、左手が窮屈だった。「(バッグに入れる)グローブのサイズを間違えていたんだ。小さすぎて(満足に)使えなかったし、ちょっと乾きすぎていて、グリップを失っていた」と顔をしかめる。

「サイズが合っていても、箱の中に入っているものが同じように感じられなかったりすることはよくある。それほど影響はなかったよ」。今回は“個体差”の範囲を超えていたようだが、インスタートから前半で2つ伸ばした。

「完璧な人なんていないからね。ゴミ箱をあさって、ハーフターンで自分のサイズを手に入れることができた。それだけだよ」。ハプニングを事もなげに振り返り、後半は気持ち良く4バーディを上積みした

9月の「全米オープン」以来となる約1カ月ぶりのトーナメント出場。拠点のあるアリゾナ州は多くのゴルフ場でオーバーシード(冬場には枯れてしまう夏芝に、冬芝の種子を蒔き、1年中緑の芝生を維持する管理法)されているため、「ほとんどのグリーンが遅い」と調整の難しさを語る。

スピードに戸惑い、前半はグリーン上でミスがあったものの「感覚がつかめれば、楽になった。きょうのようにソリッド(堅実)なラウンドを続けていきたいね」。復帰初日から上々の滑り出しを見せた。(ネバダ州ラスベガス/亀山泰宏)

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