2020年 全米オープン

7年ぶりメジャーの土曜日 石川遼は「74」でも浮上

2020/09/20 10:22
石川遼は40位タイで最終日へ(Robert Beck/USGA)

◇メジャー第1戦◇全米オープン 3日目(19日)◇ウィングドフットGC(ニューヨーク州)◇7477yd(パー70)

「74」のスコアは全米オープンでなら、決して悪くない。ウィングドフットGCが舞台なら、なおさらだ。7年ぶりにメジャーで決勝ラウンドに進出した石川遼は3バーディ、7ボギーで回り、通算10オーバーに落としても順位は49位タイから40位タイに上がった。

フェアウェイをキープしたのは前日同様、5ホールだけ。肌寒い午前中に出だし1番から2連続ボギーで滑り出すと、少ないチャンスでバーディを奪った。4番で4mを沈め、9番(パー5)では残り243ydから2オンに成功、20m近いパットを2パットで収めた。

バックナインは2ボギーの後に難関16番で残り203ydをピンそば3mにつけて取った。続く17番のボギーは右ラフからのロブショットをミスしてグリーンをオーバーさせた後、ダブルボギーを何とか免れたものだった。

全体の2組目のスタートで、グリーン上のコンディションに恵まれたのは確か。「硬いですけど、全体の選手の中では“バサバサ感”のない芝でやれているんだろうと思う。自分たちの前に2人しかプレーしていないので、きれいなグリーンではありました」と、中継するゴルフネットワークのインタビューで答えた。

最終日も、もちろん我慢強くプレーする必要がある。「(作戦を)ほとんど何も変えることはないので、引き続き自分の取り組んでいることをやりながら。最後の一日なのであっという間なんですけど、惜しみながら…というか、一打一打をしっかりやっていきたい」と、ひとつでも多くのことを吸収するつもりだ。

2020年 全米オープン