3ホールで2ダボ 予選落ちウッズは秋のタイトル防衛戦に集中
◇メジャー第1戦◇全米オープン 2日目(18日)◇ウィングドフットGC(ニューヨーク州)◇7477yd(パー70)
タイガー・ウッズは「全米オープン」が前回ウィングドフットGCで行われた2006年大会に続き、週末を前に姿を消した。2バーディ、5ボギー2ダブルボギーの「77」で通算10オーバー。「週末をプレーできないのは悔しいね」と視線を落とした。
前半14番でボギーが先行。折り返しを前にさらに大きくつまずいた。16番はギリギリを狙ったバンカーショットがグリーンに届かず、4オン2パットのダブルボギー。18番では3打目のアプローチをミスして傾斜で戻されるという、前日9番(パー5)のリプレーのようなダブルボギー。上がり3ホールでの2バーディも反撃としては遅すぎた。
「コースが変化してきたから、誰にでも優勝するチャンスがあるんじゃないかな。グリーンは乾燥して速くなったし、少しデコボコしてきた。今週末は、とんでもないテストになるだろう」。風が吹いた難関コースが本領を発揮し、この日アンダーパーで回ったのはブライソン・デシャンボー、バッバ・ワトソン、松山英樹の3人だけ。特にウッズや松山がプレーした午後組はタフなラウンドとなり、単独首位から出たジャスティン・トーマスが「73」、ロリー・マキロイ(北アイルランド)は「76」と実力者たちも後退を余儀なくされた。
シーズン最初のメジャーは終戦を迎え、視線を秋に向ける。「少し休みを取ってから戻ってくるよ。大事な試合が2つ控えている。もう1つのメジャーとシャーウッド、2つのタイトル防衛戦だ」。コロナ禍で11月に延期された「マスターズ」、その前に日本から縁の深いカリフォルニア州シャーウッドCCに会場を移した「ZOZOチャンピオンシップ」がある。相性のいい舞台でプライドをかけた戦いに臨む。