2020年 全米オープン

石川遼 7年ぶりメジャーの決勝ラウンドへ「ガマンできた」

2020/09/19 10:14
田中剛コーチをキャディに据えてプレーする石川遼(Robert Beck/USGA)

◇メジャー第1戦◇全米オープン 2日目(18日)◇ウィングドフットGC(ニューヨーク州)◇7477yd(パー70)

石川遼が7年ぶりにメジャーの週末への扉を開いた。2オーバー57位タイから4ボギーの「74」と耐え、通算6オーバー。午後にいっそう難度を高くしたコースを相手に、カットライン上の49位タイで2013年「全米プロ」以来の予選通過を果たした。

後半10番までに4ボギー。石川は綱渡りでホールを進めていった。「きのうは風速2、3m/s、きょうは7m/sくらいに感じた。グリーンがどんどん乾いていくのを時間とともに感じた。芝の色が緑だったのが茶色に変わっていった」というコンディション。2番から4番までは10m前後のバーディパットを2パットで切り抜け、5番では3mのパーパットをねじ込んだ。「最後4、5ホールくらい」は通過ラインが足元にある重圧を感じながら、6番で左奥のラフから寄せワン。続く7番ではまた15mを2パットでしのいだ。

石川遼は苦しみながらカットライン上で踏みとどまった(Robert Beck/USGA)

大ピンチは終盤8番で訪れた。1Wショットを大きく右に曲げ、今大会は使用していないホールのバンカーに入れた。木を越えて残り80yd地点にレイアップ。3打目をウェッジでピンそば1mにつけてボギーを回避した。「(第1打を)80ydくらい曲げてしまったが、寄せて取ったパーが17ホール目であった。そこが一番苦しかった。グリーンも荒れて難しかったが、なんとかガマンできた」と息を吐く。最終ホールでボギーをたたいて予選落ちした8月の「全米プロ」の二の舞は演じなかった。

8月からキャディに据えた田中剛コーチとのスイング、コースマネジメントの再構築が道半ばとはいえ、結果を度外視してきたわけではない。「全米オープンに出場するだけ、この土日をプレーしないことには50%以上を得られない。4日間プレーすることはすごく大事。7年前と同じ、それ以上の状態でやれている感覚はある。前向きに捉えています」と話した。

バーディが初日4番で奪った1つだけという内容であと2日間戦える。「予選はギリギリで通れたが、土日次第で順位は分からない。あした集中して頑張りたい」。残り36ホールは上を見てプレーする。

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