2020年 全米オープン

「フェアなセッティング」も…ウッズはダボ締め8打差発進

2020/09/18 09:42
技で魅せるウッズ(Darren Carroll/USGA)

◇メジャー第1戦◇全米オープン 初日(17日)◇ウィングドフットGC(ニューヨーク州)◇7477yd(パー70)

サディスティックなまでのセッティングが議論の的になるのが恒例の「全米オープン」だが、初日を終えたタイガー・ウッズは「彼ら(USGA)が望めば、もっと難しくできるだろうけど、きょうのホールロケーションはバーディチャンスも与えていて、非常にフェアだと思った。スコアを見ても、それを生かした選手が多かった」と冷静に評した。

前回同じコースで行われた2006年「全米オープン」に続いて出場する選手は15人。ウッズもその1人だ。父・アールさんが亡くなって間もないタイミングでもあった14年前は2日間でわずかバーディ3つ、ダブルボギーも3つ、通算12オーバーで予選落ち。この日は5バーディを奪った一方、6ボギー1ダブルボギーと出入りの激しい18ホールとなった。

ウッズは出入りの激しい初日に(Darren Carroll/USGA)

後半10番(パー3)と11番で7m、6mを立て続けに沈め、反撃を予感させた。流れを停滞させたのは12番(パー5)。「いいバーディパットを打って入るかと思ったんだけど、(カップのふちを回って)リップアウトしたんだ」。3連続バーディを逃すと、13番(パー3)から連続ボギーをたたいた。

16番では12mの長いバーディパットを決めたが、17番のボギーで吐き出し、最終18番はグリーン手前からの3打目をミスして傾斜で戻され、4オン2パットのダブルボギー。同組で首位発進したジャスティン・トーマスにいきなり8打差をつけられた。「これは長いマラソンのようなトーナメントだ。いろいろなことが起こり得る。ただ、もう少しラウンドをうまく終わらせたかったな」と締めくくりを悔やんだ。

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