2020年 全米オープン

メジャー初予選落ちのリベンジなるか ウッズ「人生で1、2を争う難しさ」

2020/09/16 08:15
練習ラウンドに臨んだタイガー・ウッズ。ロースコアは出ないと予想(Jamie Squire/Getty Images)

◇メジャー第1戦◇全米オープン 事前情報(15日)◇ウィングドフットGC(ニューヨーク州)◇7477yd(パー70)

同じウィングドフットGCで開催された2006年「全米オープン」は、タイガー・ウッズに苦い記憶を刻んでいる。同年5月に父・アールさんが亡くなり、失意の中で臨んだ大舞台は、プロ転向後のメジャーでは38試合目にして初の予選落ちを喫した。

百戦錬磨の44歳はこれまでプレーしてきた数々のコースとの比較を問われ、「ウィングドフット、オークモント、カーヌスティ、この3つのコースは“何もしなくても”メジャーチャンピオンシップを開催できるんだ。特にこのコースとオークモントは(1番か2番の)どちらかだろうね」と言った。

当地で行われた過去5度の「全米オープン」で優勝スコアがアンダーパーになったのは、ファジー・ゼラーが通算4アンダーで勝った1984年だけ。1974年大会を制したヘイル・アーウィンは通算7オーバー。その後、メジャーでこれよりハイスコアでの優勝はない。

タイトなフェアウェイ、深いラフ、起伏のあるグリーン…。06年大会に続いて出場する15人のうちの1人でもあるウッズは先月のプレーオフシリーズ直前にもジャスティン・トーマスとともにコースをチェックし、「伝統的にロースコアでの優勝は出ていない。今週もそれが変わるとは思えない。(USGAが)どれだけチャンスを与えるか、ピン位置次第でもあるけど、予想としては何があっても難しいだろう」とにらんだ。

2020年 全米オープン