「ZOZO」がコロナ禍により米本土で開催 2021年大会を日本で
米国男子ツアー(PGAツアー)は8月31日、千葉県のアコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブで10月22日から開催を予定していた「ZOZOチャンピオンシップ」を、「ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド」として米カリフォルニア州のシャーウッドCCで行うことを発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、選手・関係者の国際間の移動が困難と判断した。現時点では無観客での開催が予定されている。
6月にシーズンを再開したPGAツアーは米本土での開催が続き、次週の「ツアー選手権」で2019―20年シーズンが終了。翌週の新シーズン開幕後、秋のアジアシリーズが懸案事項に挙がっていた。10月15日からの「ザ・CJカップ」は韓国・済州島からネバダ州ラスベガスのシャドークリークGCに会場を変更。翌週のZOZOも同様の措置を余儀なくされた。続く中国での「WGC HSBCチャンピオンズ」は中止される可能性がある。
PGAツアー・インターナショナルのタイ・ヴォータウ社長は「ZOZOの主な事業が日本で行われていることを考えると、開催地をアメリカに変更するという英断は、ゴルフに対してのみならずPGAツアー大会を開催する地域、そしてPGAツアーに対する厚いサポートの表れと感じております。私たちはZOZOと日本ゴルフツアー機構とのパートナーシップと支援にとても感謝しています」とコメント。「2021年には再び来日できることを楽しみにしています」と続けた。
会場のシャーウッドCCはロサンゼルス近郊のコースで、現在バハマでタイガー・ウッズがホストするツアー外競技「ヒーローワールドチャレンジ」の前身大会が開催されていた。ウッズにはディフェンディングチャンピオンとして、よく知るコースで連覇がかかる。昨年と同じく出場は78人で、2019-20フェデックスポイントリストの有力選手や日本ツアー指定選手、スポンサー推薦選手が参加する。選出方法は現段階で未定。
同大会の米国開催はことし限りで、2021年以降は再び日本で行う。