2020年 BMW選手権

16億円チャレンジに2人滑り込み 松山英樹は6打差スタート

2020/08/31 16:40
松山英樹は7年連続プレーオフ最終戦(Andy Lyons/Getty Images)

◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 最終日(30日)◇オリンピアフィールズCC(イリノイ州)◇7366yd(パー70)

PGAツアーのシーズンを締めくくる「ツアー選手権」(ジョージア州イーストレイクGC)に出場する30人が決まった。松山英樹が7年連続の出場を決めたプレーオフシリーズ最終戦は、年間王者のタイトルと1500万ドル(約16億円)のビッグボーナスをかけた大一番。ポイントランク1位が10アンダー、2位が8アンダー、3位が7アンダー…といった形で始まるハンディキャップ戦で、10位の松山は6打差の4アンダースタートとなる。

圏外から滑り込んだのはホアキン・ニーマン(チリ、31位→18位)とマッケンジー・ヒューズ(カナダ、36位→28位)。サンデーバックナインで首位に立ち、ツアー2勝目に迫っていたニーマンは通算2アンダー3位で終え、「何度もチャンスはあったが(同組の)ジョン・ラームを捕まえることができなかった。でも、イーストレイクに行くことができて幸せだ」。つかんだ初切符の喜びをかみしめた。

通算2オーバー10位のヒューズは最終18番で外せばシーズン終了という1.5mのパーパットをねじ込んだ。「最後はゴルフ人生最大のプレッシャーを感じたけど、克服できた」と優勝したかのような歓喜に浸った。初出場の最終戦は首位と10打差イーブンパーからのスタートとなるが「出ない限りは優勝もできないからね」。2人にはじき出される形でアダム・ロング(27位→31位)とケビン・ストリールマン(28位→32位)が終戦となった。

最終戦に滑り込んだビリー・ホーシェル※撮影は大会初日(Stacy Revere/Getty Images)

当落線上のポイントランク30位で今週を迎え、その位置をキープして生き残ったビリー・ホーシェル。同組のコーリー・コナーズ(カナダ)が最終18番で1.5mから3パットするダブルボギーをたたき、ホーシェルと同じ通算7オーバーのグループに吸収されたことで獲得ポイントがわずかに増加。結果的に最後の1枠に踏みとどまった。

31位のロングとの差は、たった3pt。「(シーズンが終わるのは)誰であれ、見たくない」とした上で、「コーリーのおかげで出られるというなら、ワインかおいしいディナーをごちそうしなきゃいけないね」と話した。

<上位陣の最終戦スタート時のスコア>
-10/ダスティン・ジョンソン
-8/ジョン・ラーム
-7/ジャスティン・トーマス
-6/ウェブ・シンプソン
-5/コリン・モリカワ
-4/ダニエル・バーガーハリス・イングリッシュブライソン・デシャンボーイム・ソンジェ松山英樹

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