2020年 BMW選手権

エースキャディが去ったプレーオフ クーチャーは夫婦タッグで生き残れるか

2020/08/28 12:25
マット・クーチャーは妻とタッグで最終戦生き残りをかける(Andy Lyons/Getty Images)

◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 初日(27日)◇オリンピアフィールズCC(イリノイ州)◇7366yd(パー70)

フェデックスカップランキング55位と過去10年で1度しか逃していなかった最終戦「ツアー選手権」進出に赤信号が灯るマット・クーチャー。正念場のプレーオフに入ってからは、2週連続で違うキャディを起用して戦っている。

2015年からバッグを預け、16年リオデジャネイロ五輪での銅メダル獲得、今季も1月の日本ツアー開幕戦「SMBCシンガポールオープン」優勝など数々の成功をともにつかんできたエースキャディのジョン・ウッド氏から、レギュラーシーズン終了後に「きみのキャディをやめるつもりだ」と切り出された。

前週「ザ・ノーザントラスト」は急きょコーチのクリス・オコネル氏に頼んで18位。そして、今週はシビー夫人がバッグを担いだ。「ジョンがやめることになったとき、彼女は喜んでキャディをやると言ってくれた」。以前も夫のキャディを務めたことがあるシビー夫人。クーチャーが優勝した2018年「マヤコバゴルフクラシック」では、初日に同組ザック・ジョンソンのキャディがラウンド中に体調不良でダウンすると、急きょ代役としてサポートしたこともある。

「彼女は何度かキャディをしてくれているし、一緒に過ごすことができて最高だった。彼女もロープの中にいる楽しさを感じてくれていると思う」と話したクーチャーだったが、初日は1バーディ、6ボギーの「75」で5オーバー51位。残る3日間での巻き返しが求められるスタートとなった。

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