2020年 ザ・ノーザントラスト

トーマスは「全米オープン」視野 ウッズと大会会場で練習も

2020/08/19 12:24
全米オープンへ意気込んだジャスティン・トーマス(写真は2020年WGCフェデックス セントジュード招待)

◇米国男子プレーオフ第1戦◇ザ・ノーザントラスト 事前(18日)◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇7342yd(パー71)

フェデックスカップポイントランキング1位でプレーオフシリーズ初戦に臨むジャスティン・トーマスが「ピークは最終戦」としながらも、シリーズ終了2週後に行われる9月17日開幕のメジャー「全米オープン」(ニューヨーク州・ウイングドフットGC)にも視線を向けた。

「今のところ、今週が一番大事だが、次の3週間が大事。そのためにも良いプレーをしたいし、エネルギーを節約して体調を整え、できる限りのことをする必要がある。1週間のオフの後、メジャーを獲得する準備をしなければならない」

新型コロナウイルス感染拡大の影響による大会中止や日程変更で、今年の全米オープンは2020-21年シーズンの第2戦に組み込まれた。トーマスは17日(月)に大会会場でタイガー・ウッズと練習ラウンド。「今までプレーしたコースの中で一番好きなコースの一つ」と話した。

2度目の年間王者を目指すジャスティン・トーマス(写真は2020年WGCフェデックス セントジュード招待)

ウッズとプレーできる唯一の機会だったとし、さらに、8月のメジャー「全米プロ」はコースを知るため、本来休養を入れる月曜から会場で練習を始め、37位に終わった反省もあった。

もちろん、世界ランキング2位、今季ツアー最多3勝の27歳の当面の課題は目の前のプレーオフシリーズ。昨年はプレーオフ第2戦「BMW選手権」を制して、ポイントランキング1位で最終戦「ツアー選手権」に臨んだが、ロリー・マキロイ(北アイルランド)に年間王者の座を譲った。

「うまくいけば(ツアー選手権の)アトランタでピークになることを期待して、上向きにもっていきたい」。昨年の二の舞は踏まない。2017年以来2度目の王座に向け、シリーズを見据えた。

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