ジャック・ニクラス夫妻が3月に新型コロナ感染 隔離後に回復

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 最終日（19日）◇ミュアフィールドビレッジGC（オハイオ州）◇7456yd（パー72）

大会ホストを務めるジャック・ニクラスが最終日のテレビ中継で、3月に新型コロナウイルスに感染していたことを明かした。

ニクラスはのどの痛みと咳が出ていたが、同じく80歳でともに感染していたバーバラ夫人に症状はなかったという。3月13日から1カ月以上、フロリダ州のノースパームビーチで隔離生活を送って回復し、抗体検査でも陽性を示した。「2人とも80歳で（重症化の）リスクがある年齢。私たちは幸運だったが、亡くなった方々とその家族に寄り添っていきたい」と話した。

ニクラスは表彰式についてもあらためて言及し、恒例となっている優勝者との握手を行わない意向を示した。CDC（アメリカ疾病予防管理センター）は6月30日の報告で、抗体を持っていると判定されても「自分自身とほかの人を守るために予防策を講じる必要がある」としている。

タイガー・ウッズは最終日のホールアウト後、ニクラス夫妻が感染したことを知っていたとした上で「彼らがそれを乗り越え、健康であるということは僕たち全員にとってグッドニュースだ」と語った。