2020年 ワークデイ・チャリティオープン

松山英樹は伸ばせず 首位と7打差「優勝争いへ最悪な一日」

2020/07/12 08:15
伸ばしあぐねる一日になった(Gregory Shamus/Getty Images)

◇米国男子◇ワークデイ・チャリティオープン 3日目(11日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7456yd(パー72)

松山英樹はムービングデーのスコアの伸ばし合いから漏れ、優勝争いから一歩後退した。4位タイから2バーディ、2ボギーの「72」で通算9アンダーのまま。首位に浮上したジャスティン・トーマスとの差は7ストロークに広がった。

トップと4打差で入った決勝ラウンド。松山は前半9ホールをバーディなしで終えた。出だし2ホールでフェアウェイキープ、パーオンも逃して、4番(パー3)でボギーを先行。7番(パー5)では第2打をグリーン右手前まで運びながら、ウェッジでのショットをピンから9mまでしか寄せられず3パットで2つ目のボギーをたたいた。

前日まで上位でのプレーが続いても、ショットの状態を不安視していた。この日はスタート前の練習からそれを露呈。「きのう、一昨日くらいから良くないのが続いていた。きょうの朝、本当に良くなくなってしまった」と明かした。

11番で6mの大きなスライスラインを流し込んで最初のバーディを決めたが、「どうにかラウンド中に修正したかったが、思うようにいかなかった」。UTで2オンに成功した15番(パー5)のバーディも、6mのチャンスからイーグルを逃したという印象が強かった。

バーディチャンスを多くつくれなかった18ホールを「ちょっと、ストレスのたまるラウンド」と振り返った。「優勝争いをするためには最悪な一日でしたけど。スコア的にはオーバーパーじゃなかったのは救いかなと思う」。最終18番では右サイドのバンカーを渡り歩いてパーを拾い、息をついた。

「あした、切り替えてしっかり伸ばして終われるように頑張りたい」。奇跡的な逆転へ、そして次週同じミュアフィールドビレッジGCで行われる「ザ・メモリアルトーナメント」に向けても、最終日の意味は大きい。

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